大阪音大と関西音楽界

関西初の私立音楽学校の大阪音楽大学創設100年のページ、これは素晴らしいです!
大正~昭和初期にこんな音楽家が関西に来ていたのか!とか、戦争のキナ臭い匂いが音大の教育にも公演内容にも反映されているとか、桐朋学園短大一年生だった小澤征爾の新聞記事(昭和30年)とか、日本初の国際音楽祭である大阪国際フェスティバルの歩みとか、とにかく貴重な資料が満載のページです。

ケッサクなのは、昭和11、12年頃当時の大阪音楽学校で教えていた学生の朝比奈隆さん評。「早口で講義されるので時々ノートを書き損ふ。生徒を見くびつて居られないのが先生の美点です」

戦前の関西の大きな音楽イベントは大阪では1918年(大正7年)にオープンした中之島公会堂、神戸では1913年(大正2年)にオープンした聚楽館でした(日比谷公会堂の開館は1929年)。

関西で主に音楽を聴いてきたぼくには関西の過去の様々な音楽シーンが思い出されて、見ていてたまらないです。

hiro
クラオタ歴30数年。 香港在住。 クラシック音楽や映画などについて、日本語紙に時々寄稿しています。