ユンディ・リの記者会見に参加しました。
昨年末のDameキリの記者会見には参加者が僅か10人程度だったけど、ユンディの記者会見はおおよそ100人位集まっていました。 テレビカメラも何台もでており、やはり注目度だけはユンディはあるようです。 でも残念だったのは、音楽的な知識が全くないような質問ばかり。
「毎日どれくらい練習するのですか?」なんてのもあった。
ぼくは彼にはこう質問しました。
「全てが欧米のメンバーと指揮者、欧米メンバーとアジア系指揮者、全てアジアのメンバーと指揮者、そしてHKPOのようにアジア系と欧米系のメンバーがかなり混在し、指揮者はオランダ人(エドのことね)など、コンチェルトで共演するパートナーのスタイルは実に様々ですが、 それぞれの場合にあなたは自分の音楽をどう保っていますか」
彼はこう答えました。
「自分はまだ若く、そして中国人。西洋音楽の背景となっている文化など、まだまだ知らないことが多いので、様々なパートナーとはよく練り合い、 話し合って音楽を作って行きます。まさしくチャレンジといっていいのではないでしょうか」
つまりまだまだユンディは自分の音楽を確立したわけでなく、音楽作りを 模索している、ということが言いたかったのでは、と思いました。